このページの本文へ移動

お知らせ

田辺聖子さんの樟蔭女子専門学校在学時の日記が発見されました(21.6.8)

田辺聖子の1945(昭和20)年4月から1947(昭和22)年3月までの日記が発見されました。同期間は、田辺聖子さんが17歳から18歳で樟蔭女子専門学校(現 大阪樟蔭女子大学)に在学されていた時期になります。
日記の発見を報じた朝日新聞(6月8日朝刊)には、中周子館長の下記のコメントが掲載されました。
「田辺文学 原点の「作品」
 田辺さんには時代を受け止め、感じとり、見抜く力があった。さらにそれを文章で表現する作家としての力をすでに備えていた。戦火の中で日記を書き続けることだけでも大変なことだが、空襲で家を失う体験をしながら、そのときの気持ちを書き残した。田辺さんにとって、生きることは書くことだったのだと、改めて感じる。日記は、田辺文学の原点ともいえる貴重な「作品」だ。」
なお、日記の一部は『文藝春秋』2021年7月特別号(6月10日発売)で公開され、完全版が今秋発売される予定です。

朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASP67663CP64UTIL06B.html
ほか